トトロ
カラーを勉強しているということで父からプレゼントしてもらった
「the art of totoro 」より。
プレゼントしてくれてから3か月目にしてやっと開きました。
感動しました。この美しい色使いや、たくさんの背景があって、
一枚一枚が完成されていったのですね。
感動したのは、たくさんのグリーンたち。
グリーンと一言でいっても、こんなにいろんな色になって、
こんなに素敵な絵になるなんて。
実際の色は、写真ではでませんでしたが雰囲気だけても。
「今では、林や雑草のしべみの暗がりというと、色を青味の方に落としていくのが
ほとんどなんです。ぞうすると、どうjしても冷たい暗がりになってしまう。
だから、暖かめのグリーンとか茶色を、暗い方にどんどん入れていくんです。
そうすると、艶のある明るさと暗さができるわけです」(男鹿 和雄氏)
写真だと暗くなっていますが、みごとにすべてグリーンで構成された絵です。
トトロのすみか。
初めは民芸品のような木をくり抜いて作った部屋みたいなきれいな洞窟だったよですが、
木をきれいに描くと木目なんかもきっちり描いて、どうしても新建材になってしまうので、
それはやめよう、ということで、代わりに苔なんかあったらいいんじゃないかということに
なったようです。でも苔というと湿り気があるだろうし、そうするとトトロが住みたい気分に
ならないだろうから、湿気を感じさせないように中を全部明るくして、きれいな花もいっぱい
咲かせてここは別世界ということにしてしまおう、ということで、ああいう風になったようです。
また庭の土は宮崎氏より、関東ローム層の赤土がほとんどだから、赤くしてほしいと
いわれたようで、夕日の色の出し方や映画の中のどのタイミングでどんな色見で使うか、
などなど、本当にとってもいろいろな色出しまでの経過があって、すばらしいです。
トトロの住まいは、みんなの気持ちですみやすいあの素敵な洞窟にできあがったんですね。
まだまだ素敵な話しがこの本の中にはびっしりです。
色そのものだけではなく、「光」と「影」、明るさと暗さのコントラストの美しさを学べます。
「となりのトトロ」観たくなります♪
by iro_tsubu
| 2010-03-21 11:04
| 部長